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つれづれに… 大社あれこれ

もろもろの御用があって先週本土に渡りました

 

大社に帰ると

やっぱり「大社さん」に伺いたくなります

 

 

 

 

 

 

暮らしているときは特別なことと思わずに

日々「大社さん」に通っていました

 

犬のおさんぽ

オトモダチとの遊びの場

待ち合わせの場所にもなったし

ランニングで走り抜けるのも好きだった

 

 

出雲大社のおひざ元で

町のそこここに…

暮らしの中のふとした瞬間に…

「神様の気配」を感じながら暮らした日々

 

 

今思えば

 

それはなんと贅沢なこと

 

 

 

「大社さん」に出かけて社の前に立ち

二礼して柏手を4回

手を合わせて目を閉じると

煩悩だらけの私ではありますが

まずは今、こうしていられることへの感謝の思いが溢れます

 

もちろん

そのあとには

長い長い神頼みをしますけれども

(;・∀・)

 

 

・・・・・・・・・ 

 

この日はちょうど「大祭礼」の初日でした

  

 

 

…大祭礼…

 

出雲大社大祭礼は

5月の半ば3日間にわたって行われる祭典で

 多々ある出雲大社の祭典の中でも

最もにぎわいのあるお祭りです

 

子どもの頃は屋台が一番のお楽しみ

学校で決められていたおこづかいの額500円を

いかに有効に使いきるか…

笑 

 

 

 

昔は勢溜いっぱいに屋台が並んだものでした

サーカスや見世物小屋が出た時代もあったのだそう

 

 

 

・・・・・・・・・・

 

 

 

 勢溜に立つクスノキ 

 

  

いつの間にかこんなに大きくなって

この向こうに立つ東屋も銅像も

覆いかぶさってしまって見えない

 

こうして風景って変わっていくんですね 

 

 

 

・・・・・・・・・・

 

 

初日の早朝だったので

あたりはひっそりとしていましたけど

 

あちこちににじむ「大祭礼」の気配

 

 

「現在地」からの景色

 

参道の両脇に

名前入りの提灯がずらりと並んで壮観

 

 

 

 

寄付をされた方のお名前なんでしょうね

 

 

 

 

 

佃屋に宿泊された画家、小松美羽さんのお名前も発見

!(^^)!

 

 

・・・・・・・・・・・

 

 

 

魅惑のひょうたん池…通称…

現在あやめが花盛り

 

ん?

あやめ?菖蒲??カキツバタ??? 

 

子供の頃

この池は底なし池だと誠しとやかに語られていました

 

恐ろしいとは思いつつ

手を伸ばせばすいっと掬えそうなところを

メダカやザリガニが…

 

それに誘われてちょいと足を踏み出せば

ずぶずぶと沈んでしまい

 長靴なんて抜けなくなるくらいのドロドロ沼

 

 

今のように護岸は整備されておらず

うっそうと薄暗く恐ろし気ではあったものの

やっぱり魅惑の場所

私の格好のあそび場でした

 

 

「ここは底なし沼」 

 

出雲大社の敷地内で無駄な殺生をせぬように

大人たちが語ることだったのかもしれません

今思えばの話

 

 

 

・・・・・・・・

 

 

大きなD51や遊具が設置されていた公園は

今は野見宿祢神をまつる社が建っています

 

野見宿祢神は相撲の神様なのだとか

 

なるほど

土俵のそばにはテントが張られていました

 

 

大祭礼の日の相撲大会

今も開催されているのですね

 

 

・・・・・・・・・・・

 

 

雨の早朝の出雲大社は人影もまばら

 

 

 

たまたま撮ったこの1枚には

だ~れも写っていませんでした

 

奇跡のイチマイ

 

 

 

 

ご本殿には1組の男女が…

 

ご夫婦でしょうか

長いこと手を合わせていらっしゃいました

 

お願い事が

出雲の神々に届きますように…

 

 

 

・・・・・・・・

 

境内には子どもたちの絵が飾られていました

 

神楽に出雲大社に日御碕

題材に「いずも」を感じるものがなんと多いこと

 

そうそう

ヤマタノオロチもいっぱいありましたね~

今にも動き出しそうな迫力ある大蛇

恐ろし気な大蛇

中には

ちょっとかわいい大蛇もいたり…

 

( *´艸`)

 

思わず見入ってしまいました

 

 

 

 

・・・・神宴・・・・

 

 

出雲大社正門前

勢溜前から日御碕に抜ける通りの角っこにあった

『大社観光センター神宴』 

 

 

噂では聞いていましたが

なんと

ファミリーマートとして生まれ変わっていました 

 

スタバに続きついにファミマ 

 

時代の流れでしょうかね

なんだかちょっと寂しい気持ち

 

とは言いながら

降り始めた雨をよけるビニル傘をここで調達

 

お世話になりました

(;・∀・) 

 

 

 

・・・・ 味の店 ふじま ・・・・

 

子どもの頃

ここの「あんかけやきそば」が大好きでした

 

 

 

ベンチの奥にある小さなスペース

ここがこのお店のショーウィンドウ

 

焼きそばのサンプルがひとつだけ

展示されていたものでした

 

 

 

閉店されてもうどのくらい経つんでしょうかね

 

今でも時々無性に食べたくてたまらなくなります

 

 

 

 

・・・・ 出雲そば かねや ・・・・

 

正真正銘のご近所さん

 

 

 

観光パンフレットなどには載らないけれど

地元の人に人気があるそば屋さんとして話題になりました

 

お正月やお盆などは

行列ができることもあります

 

おそばだけでなく鍋焼きうどんも絶品でした

 

風邪をひいた時や

お客様がこられてお蕎麦を出前で頼んだついで…

ちょっと特別な時に頼んでもらえた

かね屋のなべやきうどん

 

蓋を開けた時のおだしの香り

うっすらと白い膜がかかった卵

 プラスチックの桃色のレンゲ

 

 

ふわりとやわらかなベールに包まれた

おんぼらとした記憶

 

でも

まちがいなくそれは

おいしい記憶

 

 

 

当時の私には

蕎麦よりもこちらの方がごちそうだったな

 

 

 

・・・・ 旬の料理・中華そば きんぐ ・・・・

 

 

この先をまっすぐ行くとそこにあります

 

大社の名店

「きんぐ」

 

なんで「きんぐ」なのか

なんで平仮名なのか

わからないけれど

私が生まれた時からもう、そこは「きんぐ」であった

 

 

見た目当たり前の、なんてことないらーめん

機をてらうわけでもなく

出汁がどうだ、これがどうだとPRするわけでもない

 

でも

3代にわたって受け継がれているこの味は

もはや大社のソールフード

 

 

 

 

私の中のキングofラーメンは

ここ

 

「きんぐ」の「中華そば」なのです