もろもろの御用があって先週本土に渡りました
大社に帰ると
やっぱり「大社さん」に伺いたくなります
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=515x10000:format=jpg/path/scd7d2c86db08edc4/image/ib802c533d0cbd029/version/1558472728/image.jpg)
暮らしているときは特別なことと思わずに
日々「大社さん」に通っていました
犬のおさんぽ
オトモダチとの遊びの場
待ち合わせの場所にもなったし
ランニングで走り抜けるのも好きだった
出雲大社のおひざ元で
町のそこここに…
暮らしの中のふとした瞬間に…
「神様の気配」を感じながら暮らした日々
今思えば
それはなんと贅沢なこと
「大社さん」に出かけて社の前に立ち
二礼して柏手を4回
手を合わせて目を閉じると
煩悩だらけの私ではありますが
まずは今、こうしていられることへの感謝の思いが溢れます
もちろん
・
・
・
そのあとには
長い長い神頼みをしますけれども
(;・∀・)
・・・・・・・・・
この日はちょうど「大祭礼」の初日でした
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=515x10000:format=jpg/path/scd7d2c86db08edc4/image/ie05b0bab3d7cff44/version/1558472698/image.jpg)
…大祭礼…
出雲大社大祭礼は
5月の半ば3日間にわたって行われる祭典で
多々ある出雲大社の祭典の中でも
最もにぎわいのあるお祭りです
子どもの頃は屋台が一番のお楽しみ
学校で決められていたおこづかいの額500円を
いかに有効に使いきるか…
笑
昔は勢溜いっぱいに屋台が並んだものでした
サーカスや見世物小屋が出た時代もあったのだそう
・・・・・・・・・・
勢溜に立つクスノキ
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=515x10000:format=jpg/path/scd7d2c86db08edc4/image/ie4d034cc2cbac349/version/1558472767/image.jpg)
いつの間にかこんなに大きくなって
この向こうに立つ東屋も銅像も
覆いかぶさってしまって見えない
こうして風景って変わっていくんですね
・・・・・・・・・・
初日の早朝だったので
あたりはひっそりとしていましたけど
あちこちににじむ「大祭礼」の気配
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=10000x365:format=jpg:rotate=90/path/scd7d2c86db08edc4/image/id5ce8626a1fc22fb/version/1558472833/image.jpg)
「現在地」からの景色
参道の両脇に
名前入りの提灯がずらりと並んで壮観
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=515x10000:format=jpg/path/scd7d2c86db08edc4/image/i97a03ccf38ff2bdc/version/1558472801/image.jpg)
寄付をされた方のお名前なんでしょうね
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=10000x387:format=jpg:rotate=90/path/scd7d2c86db08edc4/image/i1b9cab2ee155c15e/version/1558472864/image.jpg)
佃屋に宿泊された画家、小松美羽さんのお名前も発見
!(^^)!
・・・・・・・・・・・
魅惑のひょうたん池…通称…は
現在あやめが花盛り
ん?
あやめ?菖蒲??カキツバタ???
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=515x10000:format=jpg/path/scd7d2c86db08edc4/image/ibd3295f72ff26fa9/version/1558472903/image.jpg)
子供の頃
この池は底なし池だと誠しとやかに語られていました
恐ろしいとは思いつつ
手を伸ばせばすいっと掬えそうなところを
メダカやザリガニが…
それに誘われてちょいと足を踏み出せば
ずぶずぶと沈んでしまい
長靴なんて抜けなくなるくらいのドロドロ沼
今のように護岸は整備されておらず
うっそうと薄暗く恐ろし気ではあったものの
やっぱり魅惑の場所
私の格好のあそび場でした
「ここは底なし沼」
出雲大社の敷地内で無駄な殺生をせぬように
大人たちが語ることだったのかもしれません
今思えばの話
・・・・・・・・
大きなD51や遊具が設置されていた公園は
今は野見宿祢神をまつる社が建っています
野見宿祢神は相撲の神様なのだとか
なるほど
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=515x10000:format=jpg/path/scd7d2c86db08edc4/image/id9b4b05b8d815391/version/1558472933/image.jpg)
土俵のそばにはテントが張られていました
大祭礼の日の相撲大会
今も開催されているのですね
・・・・・・・・・・・
雨の早朝の出雲大社は人影もまばら
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=515x10000:format=jpg/path/scd7d2c86db08edc4/image/i3dbf1762cd10acd4/version/1558472963/image.jpg)
たまたま撮ったこの1枚には
だ~れも写っていませんでした
奇跡のイチマイ
笑
ご本殿には1組の男女が…
ご夫婦でしょうか
長いこと手を合わせていらっしゃいました
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=515x10000:format=jpg/path/scd7d2c86db08edc4/image/ic199435a01d73744/version/1558508206/image.jpg)
お願い事が
出雲の神々に届きますように…
・・・・・・・・
境内には子どもたちの絵が飾られていました
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=515x10000:format=jpg/path/scd7d2c86db08edc4/image/ifa025f4ef6a0be3f/version/1558473037/image.jpg)
神楽に出雲大社に日御碕
題材に「いずも」を感じるものがなんと多いこと
そうそう
ヤマタノオロチもいっぱいありましたね~
今にも動き出しそうな迫力ある大蛇
恐ろし気な大蛇
中には
ちょっとかわいい大蛇もいたり…
( *´艸`)
思わず見入ってしまいました
・・・・神宴・・・・
出雲大社正門前
勢溜前から日御碕に抜ける通りの角っこにあった
『大社観光センター神宴』
噂では聞いていましたが
なんと
ファミリーマートとして生まれ変わっていました
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=515x10000:format=jpg/path/scd7d2c86db08edc4/image/id9934ef504210efa/version/1558509374/image.jpg)
スタバに続きついにファミマ
時代の流れでしょうかね
なんだかちょっと寂しい気持ち
とは言いながら
降り始めた雨をよけるビニル傘をここで調達
お世話になりました
(;・∀・)
・・・・ 味の店 ふじま ・・・・
子どもの頃
ここの「あんかけやきそば」が大好きでした
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=515x10000:format=jpg/path/scd7d2c86db08edc4/image/i5f6c2c9ee60a141a/version/1558473067/image.jpg)
ベンチの奥にある小さなスペース
ここがこのお店のショーウィンドウ
焼きそばのサンプルがひとつだけ
展示されていたものでした
閉店されてもうどのくらい経つんでしょうかね
今でも時々無性に食べたくてたまらなくなります
・・・・ 出雲そば かねや ・・・・
正真正銘のご近所さん
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=515x10000:format=jpg/path/scd7d2c86db08edc4/image/i47ca4485b1d61a2e/version/1558473107/image.jpg)
観光パンフレットなどには載らないけれど
地元の人に人気があるそば屋さんとして話題になりました
お正月やお盆などは
行列ができることもあります
おそばだけでなく鍋焼きうどんも絶品でした
風邪をひいた時や
お客様がこられてお蕎麦を出前で頼んだついで…
ちょっと特別な時に頼んでもらえた
かね屋のなべやきうどん
蓋を開けた時のおだしの香り
うっすらと白い膜がかかった卵
プラスチックの桃色のレンゲ
ふわりとやわらかなベールに包まれた
おんぼらとした記憶
でも
まちがいなくそれは
おいしい記憶
当時の私には
蕎麦よりもこちらの方がごちそうだったな
・・・・ 旬の料理・中華そば きんぐ ・・・・
この先をまっすぐ行くとそこにあります
大社の名店
「きんぐ」
なんで「きんぐ」なのか
なんで平仮名なのか
わからないけれど
私が生まれた時からもう、そこは「きんぐ」であった
笑
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=365x10000:format=jpg/path/scd7d2c86db08edc4/image/i6a62bcd234330c45/version/1558473171/image.jpg)
見た目当たり前の、なんてことないらーめん
機をてらうわけでもなく
出汁がどうだ、これがどうだとPRするわけでもない
でも
3代にわたって受け継がれているこの味は
もはや大社のソールフード
私の中のキングofラーメンは
ここ
「きんぐ」の「中華そば」なのです