布施地区で行われた「立志式」について書かれたSNSの記事が
ふと目に止まりました
…立志式…
元服にちなみ15歳を祝って行われる行事
将来の夢や目標などを明らかにすることで
大人になる自覚を深める
(コトバンクより)
そんな風にさまざまな世代が集まって
「地域みんなが家族」という感じが
ぎゅっと詰まったあたたかな空間に。
SNSの記事を書いたAちゃんは
そう記していました
そして
こう続きました
大人と子どもの狭間で悩む不安定な10代だけど、
隠岐の子たちは、のびのび素直だなぁと感じることが多い。
みんなが味方でいてくれる、という安心感の中で育っているからかな。
ここで暮らす子どもたちは
いろいろな意味で「ゆたかな」環境の中にあるということを
しみじみ思いながら
心のどこかが
きゅっとなる感覚に陥りました
こんなに温かな記事を読んでいながら
いや
温かな記事だからこそ
家族の暴行で命を落とした
海の向こうの10歳の少女のことが
ぶわっと心に浮かんできて
短すぎた人生の中であの子は
誰かに無条件で愛される安心感を
一度でも
味わったことがあっただろうかと…
胸がつぶれるような
腹の底から何かがこみあげてくるような
勝手に涙があふれてしまうような
なんとも言いようのない
そんな気持ちでいっぱいいっぱいになってしまいました
家族といても
たったひとりで「なにか」と戦わねばならなかった
10歳の少女の悲しみと絶望
お父さんにぼう力をふるわれています
どうにかなりませんか
先生
と
そんなことを学校のアンケートに書く…などど
10歳の女の子にとって
それがどんなに悲しい勇気のもと行われたことだったか
そんな悲しい勇気をふり絞らなければならないほど
追い詰められた少女の日々は
どんなに苦しいものだったか
彼女の日々を想像できる大人が
彼女の必死の心の叫びを聞き取ってくれる大人が
彼女をだまって抱きしめてくれる大人が
私はあなたを守る、と真剣に伝えてくれる大人が
たったひとり…
あの子のそばに
たったひとりでも
そういう大人がいたらよかったのに
たったひとりでよかったのに
それが
くやしくてかなしくてやりきれない
・・・・・・・・・
Aちゃんが書くShi.Ma日記
地域おこし協力隊として
布施地区に着任したAちゃんが
布施でくらす中で見つけたこと感じたことを
日々綴っている日記形式の情報発信です
ピュアな感覚と心のままの素直な表現が好きで
いつもチェックしています
忘れかけていたことや
大事にしなくてはと思うこと
そういうものに
ふっといきあたることもよくあります
ぜひ読んでいただきたいページです
島の方にも…
遠くから隠岐を思ってくださる方にも…
隠岐をめざそうと思ってくださる方には特に…
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