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つれづれに…台風21号と北海道地震

一気に涼しくなりましたね

 

ついこないだまでエアコン無しで眠ることなど考えられなかったのに

今日の明け方は開け放した窓から吹き込む風の涼しさに目が覚めました

 

 

 

 

朝焼けの名残が少々残る早朝の八尾川

 

 

びっくりするほど静かな朝

 

平穏なイチニチの始まり

 

 

・・・・・

 

昨日の朝は

非常に強い台風21号が各地に残した爪跡の大きさに

テレビの前でしばらく固まってしまうほどでした

 

 

そして今朝 

 テレビをつけるなり目に飛び込んできたのは

無残に崩れた崖とその下に見え隠れする家の屋根

 

報じられていたのは

北海道を襲った震度6強の地震とその被害

 

 

少しずつ明らかになってくる

その被害の甚大さに胸が痛みます

 

 

被害にあわれたみなさまに

心よりお見舞い申し上げます

 

どうか

1日も早く平穏な朝を迎えられる日が訪れますように…

 

 

 

 

 

ここ数年

地球レベルで確実に何かが変わっているな~と思うことが多いです

 

島全体がすっぽりうずもれてしまうかのような冬の豪雪

連日35度超えがあたりまえだったこの夏の異常な暑さ

何もかも根こそぎ吹っ飛ばすかのような勢いの今回の台風

しかも謎の動きを見せ多発する台風銀座状態

そして

『災害レベル』と報じられた豪雨もそのひとつ

 

 

 

 

 

 

だいたいにして

「なんとかなるさ」的な感覚の私ですが

さすがにこれだけ災害が続くと

 自分の感覚の甘さというか無防備さというか

そこに向き合わざるを得ない

 

 

 何かあるごとに

この先どうなるのだろうかねと

漠然とした不安の中に

どぶんと浸かりこんでしまう感じ…

 

 

あんなに広範囲で豪雨が続き被害が出るなんてことも

あんなに恐ろしい台風に見舞われることも

大きな地震が頻発することも

 

今までの経験の中では無かったこと…

 

 

いや

正確には強烈な台風はあったんですよね

ただ

みなさんが当たり前にスマホを持つ時代

動画に残る衝撃映像が今やすごすぎる…

 

 

 

防災への対策と減災への意識

 

 

 自分たちの命とくらしを守るために

   日頃から

家族や地域の仲間と

折に触れて話し合っておかなければ…と

しみじみ思いました

 

 

 

・・・・・・・・・

 

 

折しも昨日

西日本を襲った豪雨で実家を流されたオトモダチと

ちょっとお話する機会がありました

 

幸いご実家にはもうどなたも暮らしておられなかったので

彼女のおうちに人的被害はなかったけれど

ご近所さんの中には

流されて亡くなった方も未だ見つからない方もいらっしゃるのだと…

 

隠岐から実家のある広島へ向かい

地域の方たちと一緒に片づけをする中で

豪雨に見舞われた方々から

いろいろな話を聞いたのだそうです

 

 その瞬間に何が起こったのか…

どんなに恐ろしいものだったか…

 

 

ごろごろといつまでも雷が鳴っているな~と思っていたけれど

窓を開けてみたら

それは家の前を大きな石がゴロゴロと流れていく音だった…

もう少し気づくのが遅ければ

間違いなく流されていた…

 

普段とは違う音がすると聞くけれど

雨が激しい間は窓を閉め切っていて

なかなか音の変化には気が付かない…

 

 

川の水位が上がってから避難しようと思っていたけれど

土砂が流れてくる直前までほとんど水位は変わらなかった

引っかかった流木などで堰き止められた水が

一気に流れてきて集落を襲ったのだろう…

 

 

暗くなってから避難をした多くの方が

暗闇の中で判断を誤り

流れに巻き込まれてしまわれた悲しい結末があった

時と場合にもよるが

暗くなってからは動かない方がいい

明るいうちに…

まだだいじょうぶと思わずに…

とにかく早めの判断を…

 

 

 淡々と

でも

説得力をもって語られる彼女の言葉の中には

体験したものにしか分からない

生と死の境目にあるちょっとしたポイントがいくつもありました

 

たぶんそうしたポイントは

防災を呼びかける情報の中では当たり前のことで

聞いたことはもちろんあったはずだけれど

「生」の体験として私に届いたそれらのことばは

例え同じ内容を示すものであっても

全く違う重みをもって聞き手に届くのです

 

説得力をもって 

ダイレクトにずどんと響く…

そんなことば

 

 

 

 

突然やってくる「その時」に

どう判断してどう行動するのか…

 

分かれ道できちんと判断できるために

彼女のような「生」の声が果たす役割はとても大きいなーと

 

 

 

 

 

 

・・・・・・ 

 

じわじわと染まり始めた夕暮れ時の八尾川

 

 

 

空はすっかり秋の装いに変わりました

 

平穏な八尾川沿いの夕暮れ

 

 

 

 

被災地のみなさまが平穏な思いの中で夕陽を眺められる…

そんな日が

一日も早く訪れますように