第2回 出前町長室in 西町愛の橋商店街 

第2回 出前町長室in西町愛の橋商店街

開催いたしました

 

第1回目を6月28日に開催したのですが

あれやこれやと話し合いは白熱し

議題を残して時間切れ

 

blogより 町長さんと話そう♪ in西町愛の橋商店街

 

町長さんよりご提案頂いて

仕切り直しの第2回目の出前町長室です

 

 

今回の議題は

『西郷港活性化に向けた隠岐の島町としてのビジョンと今後の予定』

 

 

西町に限らず

ちょっと広いエリアに視点をあてての議題でした

 

 

 

人口の減少

商店の消滅

飲食店の閉店

 工事がなかなか進まないピア跡地

 

あの通りの現在の寂しい気配は

様々な場面で話題にあがりますもんね

 

商売をするものはもちろんですが

ここに暮らす者にとっても

ほんとに大きな関心事


観光の方がフェリーを降り

1番はじめに目にする島の風景は

あの通りなのですよね


うーん、、、

なんだかそれはちょっとマズイ

 

 

 

私が初めてこの島に足を踏み入れたのは平成4年

夏真っ盛り

友人とやってきた隠岐旅でした

…赴任することになるその前の年...

 

何年かに一度訪れるという

『離島ブーム」の時期にあたるのでしょうか

 

 

吐き出されるようにして降りたフェリー

港周辺を右往左往するたくさんの観光客

 

圧倒される程たくさんの人でした

 

お土産物屋さんが軒を並べ

店先にぶらさがる浮輪やビーチボールが

島旅感を高めてくれていましたね

 

軒先で涼し気にカランカランと音をたてる

カイガラでできた風鈴の客寄せ力は実に見事

 

竹島に関する資料館的な建物もありました

アシカの剥製があった気がする…

 

 

港近辺の活気と賑わい

それを感じつつ散策するのが

とても楽しかった記憶があります


まさか翌年

ここに暮らす運命が待っていようとは

思いもしなかった



 

 

 

 

 

 

話し合いはいろいろにふくらみ

質問事項もいろいろあって

興味ある方

ブンテンにて

(^^ゞ

ここにはちょっとまとまりませんが

 

 

 

 

1つだけ

 

今回のポイントだった

港周辺の町づくりに関する町のビジョンについて

これだけちょこっとご紹介

 

 

町の大規模事業課の方から

隠岐の島町としての町づくりの計画をお話頂きました

 

今後

島をいくつかの区域に分け

それぞれの区域ごとに

その地域の特性を生かした

町づくりを展開していくのだそうです

 

街感(がいかん)ゾーン

観光・交流の発着地点、交通・情報の中心点として

快適に過ごせる都市空間を創出するため

中心市街地活性化事業を促進する

 

森感(しんかん)ゾーン 

自然環境や自然景観など地域資源の活用を図る

人々の心に癒しや安らぎを提供する長期滞在の保養・余暇空間づくりにつとめる

 

草感(そうかん)ゾーン

観光産業や宿泊施設とタイアップし

安全かつおいしい隠岐産の食材を提供する

地産地消の生産流通体制の構築を図る

 

海感(かいかん)ゾーン

交流拠点となる「海幸の浜」を核として

マリンスポーツなどの体験型観光や

滞在型レジャーによって

都市と農村の交流を促進する

 

 

 

港周辺は「街感(がいかん)ゾーン」にあたります

 

「がいかん」という言葉は初めて聞きましたが

要は

町の活気を感じられるゾーンにするということ

そういった町づくりを行うエリアということなのだそうです

 

 

今後隠岐汽船上屋に隣接しての建設が決定している

隠岐4ケ町村のジオ中核施設

 

ここを活用しながら

 

島のエントランスゾーンとして

 交通・情報の中心として

港周辺の町並み再生に取り組んでいくという

そういう意味合いでした

 

 

今後

町民の意見を吸い上げる機会を設定しながら

町づくりを進めていくということです

 

 

 

 

 

 

町の将来の姿には

そのまんま

自分たちの未来が重なります

 

若者

高齢者

独身

公務員

商売人

学生

Iターン

Uターン

 

いろいろな立場の方がここには暮らしていて

当たり前だけれど

その数だけ島への思いや求めるものがあり

くらしやすさの指標も異なります

望む島の姿も違うのかもしれません

 

話すだけではまとまらないこと

そういうことももちろんあるのでしょうが

 

でもまずは

島の将来の方向性その舵をとる町の方に

いろんな機会をもって

それぞれの思いを届けていくこと

一緒に話すこと

 

また逆に

町としての思いや施策を聞いてみる機会をとること

 

この島の形とおんなじに

ま~るく輪になってじっくり話す…

 

これってやっぱり大事なことだと

改めて思いました

 

 

 

 

町としては

HPに随時町の動きや情報をアップしていらっしゃるそうなので

私達もそうした情報に日頃から敏感にならなくては…とも

 

話し合いの中で尋ねたことが

実はHPに上がっていた、ということ

何度かありました

(^^ゞ

 

 

平成30年度から5年をかけて

先ほど書いた町づくりゾーニング計画が動いていくという

そういうタイミングの今

 

町民みんなが関心をもち

いろいろな立場の方たちで輪をつくり

「我が島の未来」について

「町づくり」についていて

本音で語り合える場を作れるといいなと思いました

 

 

この出前町長室という企画

5人以上が集まれば

 

いつでもどこへでも出かけてくださるのだそうですよ♪

 

事前に質問事項をまとめ

総務課へ相談されるといいそうです

(^^)/

 

 

いい企画だなと思います

 

 

 

 

 

…うれしかったこと…

 

第1回第2回の出前町長室

町長さんの言葉の中に

昨年度の西郷中学校の子ども議会の提言にまつわるものが

何度か出てきました

 

河童公園へのトイレ設置の要望などのように

実現に向けて動いているものがあるということも

話し合いの中で分かりました

 

できることはやる

子ども議会の終わりのあいさつで

また

卒業式の祝詞の中でも

そうおっしゃっていただきましたが

 

 

子どもたちの思いが届いたということ

それをちゃんとちゃんと受け止めてくださったということ

実現に向かって動いている事項があるということ

それがとても嬉しかったです

 

西町に駐車場を♪

これが実現できなかったのは

ちょっと残念でしたけどね

(^^ゞ

 

『隠岐人を訪ねて』

あの一連の学びの中で感じた

子どもたちの真剣さ…

そこにむけてつないでくださった先生方の思い…

 

今でもあの子ども議会を思い出すと

ちょっと胸がアツくなります

 

 『一生懸命』は人の胸をうち

『必死さ』や『熱』は人を動かす

 

改めてそう思ったヒトトキでした