アバレンボウくん 西郷中を卒業する の巻

大きな行事ごとに雨にたたられてきたアバレンボウくんたち

 

卒業式も彼ららしく…?

誰もが想像していたでしょうが

最後の最後まで雨ではかわいそうと

さすがに神様も思われたらしく

 

 

3月11日

見事に晴れ

 

 

 

 

 

空気はちょっと冷たいけれど

柔らかな春の陽が差し込む体育館で

卒業証書授与式が執り行われました 

 

 

 

目の前にいるこの子たちへの温かな視線

そして

この島への強い思い

それがじわりじわりとにじみ出る

そんなことばの数々

 

 

心に沁み込むような校長先生の式辞

 

 

卒業生との思い出を

涙ぐみながらも

ヒトコトひとこと大事に伝えてくれた

在校生からの送辞

そして

アバレンボウくんにとっては

間違いなく特別な存在であるだろうHくんの答辞

 

淡々と

堂々と

この3年間を語る彼の姿は

なんとも凛々しく

なんともまぶしく

 

 

 

彼のことばを聞きながら

もう

涙なみだナミダ

 

 

 

 

並ぶ在校生の頭の向こう

ちょびっとのぞくアバレンボウくんも

肩を震わせて号泣でした

 

 

 

入場ですでに雲行きが怪しかった私の目玉

ここまでも涙腺はずうっと緩んで大変でしたけど

そこに立つHくんを見たところで 

 もうあとは制御不能

 

 

 

感無量

 

そのひとこと

 

 

 

 

 

この3年間が

この子たちにとって

どんなに恵まれ

どんなに幸せな時間だったか…

 

そして

欠席者はいたものの

今「中学校教育課程修了」というこの瞬間を

それぞれ迎えられるということが

どんなに幸せなことか…

 

 

しみじみと

ほんとうにしみじみと

 

かみしめたヒトトキでした

 

 

 

 

 

 

 

 

厳かな中に

ぬくもりがしっかりと伝わってくる

 

そんな卒業式でした

 

 

 

 

アバレンボウくんの3年間を

しっかりと支えてくださった

I先生をはじめとする

熱意ある魅力的な先生方

 

 

 

この多感な時期に

一緒になって

泣いたり

笑ったり

怒ったり

成功したり失敗したり

傷つけたり傷ついたり

様々な経験と思いを共有してきた仲間達

 

 

 

ふだんの暮らしの中で

何事かあれば彼に思いを寄せ

「兄のようなもの」として

「親のようなもの」として

叱り励まし接してくださった方々

 

 

遠くで

近くで

彼を見守り支えてくれた

おじいちゃんおばあちゃん

 

アバレンボウくんに関わってくださったすべての人たちに

心より感謝です

 

 

 

そして

この3年を振り返って思うのは

やっぱり

あの夏の日のこと

 

数々のタイミングをつなぎ

奇跡を呼んでくださったチームいしたにのみなさんのこと

 

この3年間を

彼が彼らしく過ごすことができたのは

あの日

みなさんの存在、力、思いがあったからこそと…

 

 

あの夏の日

生きること死ぬこと

その境目をみるかのような体験をした息子たちに

全力をつくして関わってくださった皆様

本当にありがとうございました

 

 

 

 

 

 

 

ついに

我が家の義務教育終了です

 

「学校」に出掛けることも

ぐんと少なくなるのでしょうね

 

ハレバレとした卒業の日

それを嬉しく思う我もあり

ちょっと寂しく思う我もまたここにいて…

 

 

 

☆ 卒業式の日のヒトコマ ☆

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名残つきない昇降口の玄関前

 

解散間際

突然集まった少年達

 

 

 

 

 

突きあげたこぶしが力強い…

これから歩む道はそれぞれだけど

この日ここで仲間達とこぶしつきあげたこと

そうしながら感じたこと

そして

この仲間達のこと
どうぞずっとずっと忘れずに…

 

 

 いよいよ高校生

一人ひとりがそれぞれの道で自分らしく輝ける

そんな3年でありますように…