この日曜日
今年で13回目になるという
木綿街道を会場に行われる節分イベント「もち街」に出かけました
この木綿街道
平田の川沿いに昔ながらの風情ある町並みを残す一画です
宍道湖と日本海にはさまれたこの地域
「雲州平田」
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=654x10000:format=jpg/path/scd7d2c86db08edc4/image/i18ec0f8e117b2dec/version/1486416170/image.jpg)
出雲平野をゆったりと流れる川に沿い
江戸時代から明治にかけて
水上運輸の便のよさから栄えてきたのでしょう
30年ほど前までは
湖北線を使って大社から松江に向かう際
この木綿街道を通るのが一般的でしたね~
平田の図書館前を通過するバイパス通りができてからは
あの街道を通らなくなりました
もっとも
「木綿街道」と呼ばれるようになったのは
2000年頃からなのだそうです
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=468x10000:format=jpg/path/scd7d2c86db08edc4/image/i5d241f9a7c8a0a58/version/1486416294/image.jpg)
家と家の間には
川に抜ける「かけあがり」とよばれる通路
積み荷をあげたりおろしたり
時にはここで洗い物をしたり
八尾川沿いにもあるある
川と通りのつなぎ目が
隠岐では「おりと」と言うのかな?
川と暮らしが密接につながっていた証ですね
間口は狭く
奥行きは長~く
・
・
・
これも八尾川沿いの家々のつくりと一緒
建物をずうっと奥に奥に
その向こうには川の景色…
うらやましい
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=664x10000:format=jpg/path/scd7d2c86db08edc4/image/i510673e52265930d/version/1486416398/image.jpg)
さてこの木綿街道
現在も造り酒屋が1軒
醤油蔵も3軒
出雲といえば…のかまぼこ屋さん
そして
一子相伝で受け継がれてきた生姜糖の老舗来間生姜糖
などなど
江戸、明治と時代を超えて今に至る建造物と
街角の風情ある佇まい
そして
そこで作られ受け継がれてきた出雲の味を楽しむことができます
それにしても
この通りに足を踏み入れたのはいったいいつぶりなんだろ?
最後に歩いたのは
おそらくお勤めをはじめた年
当時担任させてもらった久多美小の3年生さんと一緒に
社会科見学に出かけた折に…
その当時の面影はもちろんあり
そして建造物などもそのままそこに「ある」はずなのに
でも
まるで違った通りになっていました
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=524x10000:format=jpg/path/scd7d2c86db08edc4/image/i0a17b14cd08518bd/version/1486416127/image.jpg)
古い家も新しい作りの家も
景観を損なわぬよう配慮がなされています
木綿街道振興会のみなさんで改修し
カフェスペースとして運営されている
「カフェことん」
テレビなどでもとりあげられていて
いつか行ってみたいな~と思っていた場所
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=664x10000:format=jpg/path/scd7d2c86db08edc4/image/i831bd90b032e8fc0/version/1486416365/image.jpg)
古さと新しさの共存
昔ながらのはりや構造がいい味を醸し出し
おしゃれな空間にしあがっていました♪
通常営業の時にゆっくり訪れたい感じ
町中を歩いていると
突然目の前に現れるオープンスペース
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=664x10000:format=jpg/path/scd7d2c86db08edc4/image/i5dfc20da3a148b8e/version/1486416529/image.jpg)
扉はとっぱらわれ
子供向けの本が並んだ本棚
それから懐かしい佇まいの木の椅子が3脚
ここは
学生さんたちと協力して作られた休憩所なのだそう
漆喰の壁もいい雰囲気
こんな休憩所が町にあるって
ステキですね~
灯りがモダンな雰囲気を漂わせて…
建物や調度品のあれこれに
長い歴史を感じさせる酒持田本店さん
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=664x10000:format=jpg/path/scd7d2c86db08edc4/image/i9ea8dbff331df889/version/1486415489/image.jpg)
時代を潜り抜けてきた建物がもつ重みを
ちゃんと大事に残しつつ
そこに人々のくらしと営みがある
まさに「ホンモノ」
さて
この通りには3つもの醤油蔵があります
出雲のお醤油はおいしいと評判ですもんね
お醤油アイスやお醤油ソフトも
この通りの名物になりつつあります
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出雲地方のお醤油は「さしみ醤油」
なんといってもまったりとした甘みが特徴
そして
「さしみ醤油」というからには刺身醤油だろうと思わせておいて
実はそうではないという…(;゚Д゚)?
私も初めて知った時は驚きました
実家でもあたりまえに刺身は「さしみ醤油」で頂いてました
なのに
さしみ醤油=刺身に使うお醤油
それってダウトなんだって!?
(;゚Д゚)
この地方でいう「さしみ」とは「再仕込み」のこと
原料を1年半寝かせて醤油を作り
更にその醤油に大豆と小麦を仕込み木おけに入れて1年半
3年寝かせた極上のお醤油です
好みはありますが
やっぱり出雲の醤油はおいしいですね~
加藤醤油さんの軒先で杉玉発見
|д゚)
小さい頃
造り酒屋を営んでいた同級生の家の軒先にも
この杉玉がぶらさがっていましたね
もう…触りたくて触りたくて
笑
今なら手が届く
( *´艸`)
お酒屋さんにだけあるものかと思っていましたが
お醤油さんにもあるものなのかとちょっとびっくり
そして
・
・
・
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=664x10000:format=jpg/path/scd7d2c86db08edc4/image/ifbe7a148c4041a07/version/1486415540/image.jpg)
來間生姜糖さん
小さい頃からなじみのあった生姜糖
出雲大社の参道にたくさん並んだ屋台には
必ずといっていいほど
板チョコのような形状のここの生姜糖がありました
時折
じいちゃんやばあちゃんがこれを求め
ぱきっと割ってかけらをくれるのだけれど
小さかった私には大人の味すぎて
その都度涙目で食べるはめに
(/_;)
いつしか
あんなに辛く感じた生姜の味が
大好きなフレーバーとなり…
それに気づいた時は
なんだか大人になった気がしたりして
笑
そんな思い出のある生姜糖
実は
大社育ちの店長さんのお父さんも大好物
そういえば
昔見学に伺った折
先代さんが飴づくりを実演してくださいました
素材は砂糖と出西生姜のみ
火の加減
鍋をおろすタイミング
生姜の割合とその混ぜ具合
そういったものは全て体と感覚が覚えているのだそう
親から子へ
レシピなしで伝えられるのだそうですよ
すごい世界ですね~
18年前に先代さんはお亡くなりになったのだとか
今は息子さんが後を継がれ
新しい取組もされながら味を守り続けていらっしゃいます
やわらかな甘みの中とやさしい出西生姜の辛み
絶妙なコンビネーション
懐かしい味はそのまんま
先代からしっかり引き継がれたのでしょう
我が家
本土に行く度
これをおみやげに使わせていただいております
(^'^)
本店のみならず
あらゆるところでお目にかかりますね
出雲、島根のおみやげに
オススメです
木綿街道には
宇美神社という由緒正しい神社もあります
縁結びの神様なのだとか
( *´艸`)
そして同時に「縁切り神社」でもあるという
なんとも複雑なことに
( 一一)
さてさて
この通りの案内人をしてくださったのは
木綿街道振興にこの数年関わってこられれたというIさん
通りを歩きながら
木綿街道を盛り上げてこられた方たちのこと…
ここの宝でもある建造物と取り組みのあれこれ…
いろいろと教えていただきました
水運から陸運へ
時代の流れが大きく変わり
取り残されてさびれていく一方だったこの通り
そこに
「古きよきもの」がちゃんと残っているというその魅力を見出し
ここまでの形にしてこられた
ここの振興に関わって来られた方たちの熱意と努力
そしてそのご苦労…
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=512x10000:format=jpg/path/scd7d2c86db08edc4/image/i878afb6c9fff3629/version/1486415441/image.jpg)
いろいろと現場を見ながら
木綿街道の振興に関わるお話を聞かせていただいたのですが
やっぱり「ひと」と「思い」だな~と
しみじみ感じました
カラカラと音がしそうな私の頭
それを思い切り揺さぶられるような
そんな刺激をいっぱいいっぱい頂いた「もち街」散歩でした
☆ おまけ ☆
チーム佃屋+1ともち街にて合流~♪
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佃屋ニューフェイスのりんくん
かかかか・・・かわいいことになっておりました
♥
ほっぺもぷくぷく
なんとタイミングよくお餅みたい~♪
4月には隠岐の島再上陸の予定♪
またまた隠岐の島がにぎやかになりますね
久しぶりに先生とも会えて嬉しかったな~♪
また帰ってきてくる日を心待ちにしております
(^'^)
このイベント
この小さな餅を通りのあちこちにあるお店やコーナーで
それぞれいろんな味付けトッピングで楽しめるというもの
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=664x10000:format=jpg/path/scd7d2c86db08edc4/image/id1ae8e48077f40db/version/1486416432/image.jpg)
お店の店先で…
あるいは通りにテントを張って…
品定めしながら歩くのもちょっとわくわく
(^'^)
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=664x10000:format=jpg/path/scd7d2c86db08edc4/image/id4869dedf68e359a/version/1486459931/image.jpg)
小さなおもちをそれぞれのメニューで一つずつ
1セット200円より
トッピングによってさまざまです
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=664x10000:format=jpg/path/scd7d2c86db08edc4/image/i90bfa2d7e8475a54/version/1486415994/image.jpg)
加藤醤油さんのメニューは
出雲地方のシンプルかつ王道のすましのお雑煮
かつおのおだしに岩ノリ入り
絶品です
(^'^)
平田高校さんも応援参加
餅つきをしておられたり
カレー雑煮などを販売しておられたりしましたよ
担任させてもらったYくんも
確か平田高校
どこかにいないかな~とキョロキョロしたものの…残念
☆ さらにおまけ ☆
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=664x10000:format=jpg/path/scd7d2c86db08edc4/image/id946c776647c9c14/version/1486460063/image.jpg)
夕陽に向かって歌う男発見
風鈴さんでした